材料を回転させ、そこへ刃を当てると○が出来る。
そういえば、いつかコケシ作りの様子をテレビで見たことあったっけ。あれが旋盤か。
早速いろいろと調べると、机の上でする様な小さな時計旋盤から、車輪を作るような大きなものまで、
対象物によって様々で、リール製作で使われる程度のものは、辛うじて入手可能であることも判った。
(当時は、ネットでの情報入手もまだまだ薄く、休日の度、東京まで足を運び、機械屋さん巡りをしたものです。)


「よし!。。」と決意してからも、費用の算段は勿論、実際には様々な難問が続き、
家族を説得したり、作業場の準備など、結局1年以上の期間を経て初の試運転へとこぎつけた。、

荒れた地肌のアルミ丸棒に刃物(バイト)を当ててゆっくりと走らせると、光輝くその削り跡は美しく、
まさしく感動の心持だったけど、
その後リールが実際に出来るまでの道程も長く、各パーツを作るにも試行錯誤の繰り返しで、
なんとか”らしい”両軸タイプのフライリールになるまでには更に多くの月日が費やされた。

途中で、親ネジとネジ切り用チェンジギヤを追加。